アドセンスの規約では1ページに設置できる広告の数に制限がないので反応の良い広告であればたくさん設置したい気持ちになりますが、ブログで2000文字程度の記事であれば広告は3つあれば十分です。
Amazonアフィリエイトのリンクも貼るので、あまり広告が多くなると売り込み感がひどくなるため、滞在率が悪くなり収益が上がりづらくなります。
そこで、基本的には記事上、記事中、記事下の3か所の広告 配置を推奨します。
それぞれの広告はバランスを見て、画像やAmazonアフィリエイトの広告との位置が近くなりすぎないように意識しましょう。
また、毎回アドセンスコードを取得して貼り付けるのは大変なので、「Coccon」に元々ついている機能を使うと便利です。
まずはアドセンスで広告コードを取得します。
広告ユニットの名前を入力、スクエア、レスポンシブを選択したら『作成』をクリック。
生成されたコードをコピーします。
続いて、WordPress 管理画面から「Cocoon 設定」を選択してください。
「広告」タブを選択し、先ほどコピーしておいたアドセンスコードを「広告コード」に貼り付けます。
その下にどの位置に広告を表示させるかを選択できる画面がありますので、例えば毎回本文下に広告を表示させたいようなら、『本文下』にチェック。
その後は「保存」ボタンを押してください。
また、『Cocoon』ではショートコードの[ad]を入力すると記事の任意の位置に広告を設置する事ができます。
1行に[ad]だけを入力しないと反映されないので注意してください。
一番簡単に広告を設置する事ができるのがこの方法ですが、こちらだと広告コードが一つなのでどの位置に配置した広告が一番クリックされているかというのを分析する事が出来ません。
広告ごとのクリック数を確認したい場合は以下の方法で広告を設置してください。
先ほどと同じ方法でアドセンス広告を取得するのですが、「広告ユニットの名前を入力」を入力する際に
「運営サイト名+記事上」
「運営サイト名+記事中」
「運営サイト名+記事下」
というように、広告を設置する位置ごとに広告コードを分けて作ります。
コードを3種類生成するという事です。
「Quick Adsense」というプラグインを使用すると、複数のアドセンスコードを登録して、ショートコードで呼び出すことが出来るようになりま す。
ワードプレスのテキストエディタにボタンが出ているので、これを押すだけで任意の位置にアドセンス広告を設置する事ができます。
「Cocoon 設定」に比べると少々手間にはなりますが、この方が広告位置を変えてより収益を最大化するためのテストをすることが出来るのでおすすめです。
報酬やクリック率のチェックをしよう
アドセンスのアカウント上では報酬だけではなく、どの広告がどれくらいクリックされているか?指定した期間の報酬やクリック率はどうだったか?などの色々なデータを確認することができます。
広告のサイズやタイプ別でクリック率や単価は変わる
アドセンスの管理画面上では、アカウント全体のデータ、またサイト単 位のデータ、広告ごとのデータを見ることができます。
アカウント全体のレポートの見方はサイドバーのレポートをクリック。
そうすると所有するサイトの合計の収益データが表示されます。
アカウント全体の広告の表示回数、クリック率、CPC(1クリックあたりの報酬単価)の確認などができます。
CPCやクリック率を確認したい場合は、タブを「概要」から「クリック数」に切り替えましょう。
CPCはアドセンス広告を出稿している広告主が増えると高騰することもありますが、広告のサイズや配置によっても変動します。
3月、12月というのは決算が近かったり、年末商戦ということもありCPCが高めになりやすいですが、アクセスがある程度増えたら広告の配置を少しずつ変えながら CPCの変動、クリック率の増減を見ていきましょう。
サイトのテーマや記事のジャンルによってはCPCが上下する時期が異なるので、上がっている時期は記事の更新頻度を上げるなどしてアクセスを増やす施策を検討できます。
また、フィルタを設定すると、サイト毎のデータ、広告ユニットごとのデータをチェックする事もできますよ。
「過去7日間」という所をクリックすると、測定期間を指定する事も可能です。
クリック率が 0.2%以下なら修正を検討する広告のクリック率の目安ですが、作るサイトで目指すべきクリック率は 0.2%以上です。
この 0.2%というのはアドセンス全体のクリック率の平均がこの数値なので、これ以下だと改善の余地がまだまだあります。
広告のサイズ、掲載位置を1週間単位で余裕を持って変えてみましょう。
クリック率はサイト毎のクリック率があくまで目安となりますので、記事下の広告は 0.5%だけど、記事上の広告が 0.1%だからダメというわけではないです。
記事下のクリック率がどんなに良くても、記事上の広告を外すことでクリック率は改善しても、クリック数が落ちてしまえば収益は下がります。
どんなテストにも言えることですが、1つの数字を良くしたいがあまりに他の数値が悪くなるなら、ある程度は寛容になることも大切です。
広告のクリック率を改善する施策例
広告のクリック率が思っていたより悪い場合は、広告の掲載位置をまずは見直していきましょう。
広告の掲載位置はクリック率の上下にももちろん影響しますが、広告が邪魔という理由で訪問者が離脱してしまうということも考えられます。
クリック数を増やすために、アクセス数が減る、平均の滞在時間が落ちるということはあってはいけないことです。
広告を目立たせながら、ユーザーにも読みやすい位置というのは難しいですが、あまりにもクリック率が悪い場合は記事の上にあった広告を
もう少し上のブログバナーの下に掲載する。
サイドバーの下部に移動してみるなどです。
この時に1日毎に変更するのではなく、必ず1週間から10日ほどはクリック率の様子を見てください。
1日だけではたまたまクリック率が良いという場合もありますし、曜日の影響によってアクセスが少ない日だとそもそもそのデータに信用が置けません。
テストする際はある程度、検証元の数字が大きくなるまで待つ必要があります。